「冬囲いってどうやればいいの?自分でやるには何が必要?」
新潟などの雪国では、冬の寒さから庭木を守るために冬囲いをしますが、自分でやるとなると何が必要か、どんな手順でやればいいのか疑問に思うことが多いですよね。

冬の寒さ対策をしないと、せっかく大切に育ててきた大切な樹木が寒さに耐えきれず枯れる可能性があります。
春先に後悔しないためにも、この記事では冬囲いのやり方や必要な材料・道具を雪国のプロが詳しく解説していきますよ!
準備するものや冬囲いの難関である、「男結び」の結び方の動画も掲載しているので、ご自身で冬囲いをしたいと考えている方に参考になる内容です。
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庭木に冬囲いが必要な理由を解説

まず、冬囲いがなぜ必要なのかを改めて確認しましょう!
冬囲いが必要な理由
- 寒さから庭木を守る
- 雪と風から守る
- 雪での枝折れや低木が押しつぶされてしまうのを防ぐ

植物には耐寒温度があり、この温度を下回ると枯れてしまいます。
そのため、植物の温度をできるだけ下げないために庭木に縄をかける、ワラで覆うなどして冬囲いを行います。
※冬囲いと似た言葉に「雪囲い」がありますが、新潟市内ではほぼ同意で使用されています。全国的に見てもあまり厳密に使い分けはされていないようです。
エアコンの室外機にも冬囲いは効果的!

冬囲いは樹木だけにすると思っている人が多いですが、エアコンの室外機にも効果があります。
こちらは藁などで囲むのではなく、室外機カバーを買うのがおすすめです。ホームセンターやAmazonなどの通販サイトで気軽に購入できます。
エアコンの室外機にはフィン(熱交換器)と呼ばれる部品があり、雪がフィンに詰まってしまうと暖房機能が低下し、最悪故障するかもしれないためです。
ちなみに便利屋スタッフの私も、冬は毎朝室外機をチェックし、フィルターに付いた雪を払ってから仕事へ出かけています。
※くれぐれもお湯はかけないでください
※つららの落下によりケガや本体に直接ダメージを与える場合もありますので、周囲に気を付けて作業をされてください
エアコンの室外機が故障すると数万円の修理費用、最悪の場合買い替えの可能性もあり、寒い思いをしなければならなくなります…。
事前に冬囲いで故障を防ぎましょう。
冬囲いに必要な材料

冬囲い3つのステップ
- 必要な道具や材料を知る
- 低木の冬囲い
- 高木の冬囲い

必要な道具・材料リスト
- 結ぶためのロープ
- 囲うための資材
- マルチング資材
結ぶためのロープ
結ぶためのロープは丈夫でしっかりとしたものを選びましょう。しっかり結べないと雪の重みで縄が解けてしまうことがあります。
冬囲い初心者には天然素材のロープよりも合成繊維素材のロープがおすすめです。表面が比較的つるつるしているので簡単に結べます。
冬囲いのロープの種類と特徴
名称 | 特徴 | 素材 |
荒縄 | 見た目がきれいで植物を傷めにくい
使えるのは1シーズン | 天然素材(ワラ) |
棕櫚縄 | 腐食に強く強度が高い
ロープがかなり細く初心者には扱いづらい | 天然素材(ヤシ) |
ポリプロピレンロープ
(初心者におすすめ) | 安くて軽量なので初心者におすすめ
天然素材ではないので腐食して土にかえらないので最後に掃除が必要 | 合成繊維 |
囲うための資材
冬囲いでは低木の防寒対策のためにワラや麻などで囲う作業を行います。
見た目や機能を重視するとワラや麻の素材のものを選ぶのが良いですが、初めて冬囲いする方は安価で取り回しが簡単な冬囲いネットがおすすめです。
おすすめの囲う資材
名称 | 特徴 | 素材 |
こも | マコモやワラで編んだもの
日本庭園でよく使われており見た目が良くプロも愛用 扱いづらく初心者には不向き | マコモ・ワラ |
麻布 | 天然素材の麻を使用しているので腐食後は土にかえるので処理が簡単
ハサミで好きな大きさにカットできるので初心者にもおすすめ | 麻 |
冬囲いネット
(初心者におすすめ) | 化学繊維なので安価で腐食しづらいので長く使える
とても軽いので取り回しが楽 保水性が弱いので乾燥に弱い植物にはおすすめできない | 化学繊維 |
マルチング資材
冬囲いは庭木に対してだけでなく土に対しても行います。
土に対して行う対策はマルチングと呼ばれ、地面が凍ってしまう地域ではワラを根元に敷き詰めることが多いです。
おすすめのマルチング資材
名称 | 特徴 |
ワラ | 根元にワラを敷くことで土の乾燥や雑草が生えるの防ぐ
腐食すると最後は肥料にもなる |
たい肥 | たい肥は土よりも温度が高いので保温効果がある
最後は肥料になるので片付けが楽 |
ツツジなどの低木の冬囲いの方法

続いて低木の冬囲いの方法を紹介します。
低木でよく見かけるツツジなどは、支柱を2〜3本立て、麻布などで巻きロープで縛りつけるだけです。
低木は高所での作業がないので、初心者でも慣れれば1人でできるようになります。
最後にワラなどのマルチング資材を根元に被せるのを忘れないようにしましょう。
松などの高木の冬囲い

松などの高さがある庭木には「竹囲い」や「雪吊り」で冬囲いをしましょう。
竹囲いは庭木の周りに竹を立て円錐状に縄で巻く手法です。
一方、雪吊りは1本高い支柱を立て、枝と支柱を縄で結び吊るします。次項で詳しく確認していきましょう。
冬囲いの種類を3つ解説

ここからはさらに踏み込んで、冬囲いの種類について見ていきましょう。
冬囲いの種類
- 縄巻き(低木に最適)
- 竹囲い(高木に最適)
- 雪吊り(高木に最適)
少々マニアックな内容なので、「こんな種類があるんだ〜」という参考程度に読んでいただくのもありです。
とはいえ、やり方を解説している動画も掲載していますので、実践してみたい方にも参考になる内容です。
縄巻き
縄巻きは、文字通り縄で木や植物を巻く方法です。特に細い枝や葉が多く低い樹木に対してよく使います。比較的簡単にできるので初心者には1番おすすめの方法です。
やり方は樹木の下部から上部に向かって縄でぐるぐる巻いていくだけ。きつすぎると樹木を傷つけてしまうので注意しましょう。
縄巻きは、特に新潟のような風が強い場所や、細い枝が多い植物に有効な冬囲いの方法です。
しっかりと固定し、冬の厳しい環境から植物を守りましょう。
竹囲い
竹囲いは、竹や竹の枝を使い寒さや雪などから樹木を守る方法です。小さい苗木に使われることが多く、庭木にも使えます。
やり方は竹を3本樹木の周りに立て、円錐状に縄をぐるぐる巻きしっかり固定するだけ。
高すぎると風に吹かれて折れてしまうので注意しましょう。竹囲いは、自然な見た目で庭を美しく見せつつ、寒さや風から植物を守る効果があります。
以下の動画で分かりやすく手順が解説されています。ご自宅でも活用できそうな内容ですので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
雪吊り
雪吊りは、特に雪が多く振ったり。水分を多く含む雪が降る地域で行われる冬囲いの方法です。植物の上にかかる雪の重みを軽減するため縄で樹木を吊り上げます。
見栄えがとても良く、装飾目的で行うことも多く、石川県の兼六園の雪吊りはとても美しく全国的にも有名です。

画像引用:金沢市観光公式サイト
松などの高い樹木に行うことが多く、高い技術が必要。業者が行っていることが多く、個人で行うのは少々難しいかもしれません。
とはいえ、以下の動画のように、ご自身で行う方もいらっしゃるようです!
冬囲いに使われる男結びを解説


動画を見て、「自分でやってみようかな」と思っても、難しいと感じるのが冬囲い独特の「男結び」という結び方。
冬囲いはしっかりと結ぶ必要があるため、簡単でがっちりと固定できる「男結び」が使われます。
こちらの動画で詳しく解説されているのでご覧ください。
縄が滑りにくい素材だと結びやすいです。また、結び目が緩まないようにしっかりと引っ張りましょう。
まとめ:冬囲いで庭木を冬の寒さから守ろう

この記事では、冬囲いのやり方を解説しました。冬囲いは低木と高木でやり方が異なり、低木に使われる手法の「縄巻き」「竹囲い」は比較的簡単で初心者でもできますが、高木の冬囲いは一苦労。
初心者の方が動画などを見て冬囲いを行ったが、実際に雪が降った時に耐え切れず、樹木が折れてしまったという事例もあります。
費用はかかりますが、専門業者に行ってもらうと、結果的にしっかりとした対策になるのではないでしょうか。
新潟ならではのお悩み「冬囲い」は「やさしい便利屋さん」へ



代わりに冬囲いを承ります!私たち、「やさしい便利屋さん」は相談・見積もりは無料です。納得いかない料金で作業が始まることはありません。
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