
ネット上にはさまざまな情報が溢れており、「本当に塩や塩水を使っても、大丈夫なの?」「手軽なもので雑草対策したいけれど、安全かどうか心配…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「雑草対策に、塩や塩水を使っていいのか?」という疑問に対して、プロである当社「やさしい便利屋さん」が分かりやすくまとめています。
塩以外の安全なもので雑草対策をする方法もまとめていますので、効率よく雑草対策をしたい方へ役に立つ内容です。

私たち「やさしい便利屋さん」は、新潟市で安全な除草から草刈り・草むしりまでを行っております。
「ひとまず見積もりを出してほしい」「うちの庭の広さでどれくらい費用がかかるか、話だけでも聞いてみたい」など無料でご相談もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください!

電話で無料相談をしたい方はこちら
お見積り・相談無料!お困りのご状況をお聞かせください。
繋がらない場合は 025-270-2596
LINEで無料相談をしたい方はこちら
友だち追加をしてメッセージを送るだけ!
このバナーをタップでLINEからお問い合わせできます
合わせてこちらも記事もチェック!
そもそも雑草対策に「塩」や「塩水」を使っていいの?

一見、塩分は、草木から水分を奪い雑草が枯れるため、「雑草対策に良い」と勘違いされがちですが、塩や塩水を使うことはおすすめできません。
なぜなら、一度塩をまくと、土壌や草木、さらにはインフラ設備にまで悪影響を及ぼしてしまうことがあり、隣人トラブルにも発展しかねないデメリットがあります。
次項で詳しく確認していきましょう。
雑草対策に塩・塩水がダメな6つの理由


1.土壌がダメになるから

雑草対策で塩や塩水を撒くと、地中に長い間「塩分」が残ってしまい、ダメな土壌に変わってしまいます。
ここでいうダメな土壌とは、植物や花が健やかに育たず、その他の環境被害・健康被害にまで繋がる土壌です。
雨などですぐ流れるのでは?と考える方もいらっしゃるかと思いますが、地中の塩分が流されるには一定の時間が必要。
なかなか土壌の質が改善されず、微生物の生態系にまで悪い影響が出ることもあるのです。
2.野菜や花などが育たなくなるから

塩の主成分である塩化ナトリウムは、草木から水分を奪う特徴があります。
そのため、雑草だけではなく、野菜や花も枯らし、その後の生育もできなくなってしまうのです。
塩水が入り込んだり、強い潮風に当たったりすることで作物に被害が起こることを「塩害」と言います。
台風の際は、塩害対策として雨風よけを設置したり、そもそも塩害に弱い農作物をビニールハウスで栽培したりしています。
台風が多い沖縄では、塩害対策として、スプリンクラーで常時サトウキビについた海水を洗い流しているそうです。

雨が降らず、渇水で田の水位が下がり海水が逆流してしまったのです。
農家17軒に及ぶ大きな被害となりました。
3.自宅・車・ガス管などの設備が劣化するから

前述したとおり、塩には水分を奪う性質があるため、住宅基礎(コンクリート)や車やガス管などの金属部分に付着すると、腐食します。
例えば、塩がコンクリート内の水分と反応を起こし、塩化物イオンを生み出します。これが原因でコンクリートの強度を低下させ、ひび割れの原因となるのです。
さらに、塩は「鉄筋コンクリート」の中の鉄筋も錆びつかせることがあります。

住宅を支えるコンクリート部分の草に塩をまくと、家の基礎の鉄筋も錆びてしまい、地震による倒壊、住宅自体の重みによる歪みに繋がる可能性があるので要注意です。
※昭和58年頃までは鉄筋が入っていない(無筋)コンクリートの基礎でよかったのですが、建築基準法で平成12年に「住宅の基礎は鉄筋コンクリート造」と明確に定められました
それだけではなく、庭で塩水をまいてしまうと、雨によって道路や側溝などに流れ出し、知らず知らずのうちに公共設備に悪影響を及ぼしてしまうのです。
4.地価を下げる可能性があるから

塩害による土壌汚染は、地価を下げる大きな要素となります。
近年、工場・事業場等からの重金属、揮発性有機化合物等による土壌汚染の問題視され、汚染事例が増加する傾向にあります。
例えば、2005年の東京都・築地市場移転問題にまつわるベンゼンなどの土壌汚染は、大きな問題となりました。
新潟県でも、土壌・地下水汚染対策を積極的に行っているほど、土壌汚染について厳しく取り締まっています。(参考:土壌・地下水汚染対策 – 新潟県ホームページ )
「小さな庭レベルなら、塩を撒いても問題ないだろう」と軽く考えることは危険です。
塩分濃度を高めることも、土壌汚染のひとつ。健康被害や風評被害を生みだすもととなります。
5.隣人トラブルを招く可能性があるから

塩をまくと、塩分が雨水で近隣に広がり、近隣住民の畑や草木を枯らせる原因となったり、コンクリートの建物や外壁・インフラ設備を劣化させたりと悪い影響をおよぼす可能性があることを解説してきました。
これは、人さまの土地や畑・設備を壊してしまう可能性があるということです。
近隣住民からの苦情だけではなく、損害賠償などの問題にも発展しかねません。
「少しくらい塩をまいても、バレないだろう」と軽く考えず、自分が塩を撒いた場所の草木が枯れていれば、原因の一端であることがすぐに知れわたることを忘れないようにしましょう。
6.炎上する可能性があるから

特にSNSを利用している方は注意が必要です。
実際に、塩で雑草対策を行い、インターネット上で公開したユーチューバーが炎上しました。
視聴者より、「財産価値が大きく下がる」「その土地や建物へのダメージだけでなく、環境破壊にも繋がる」などの批判や苦情の声が殺到し、謝罪ツイートを出す事態にまで発展したのです。
下記の土地に関しては既に詳しい方から、お話を伺い対策を講じております。
私のツイートで気分を害された方、アドバイスをくださった方、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
社会貢献度の高い不動産業をする上で、自身の行動や言動には責任を持って日々行動していきたいと思います。 https://t.co/6NS1oh2VgM
— エリック🌺ゆるニート大家 (@eric7blog) November 23, 2020
これが店舗などのビジネスアカウントであった場合、客足が遠のく、売上げに大打撃を受けるなどの被害にに遭うことも考えられますので、注意しましょう。
庭に塩をまいてしまったときの対処法

塩害の危険性を知らず、庭に塩をまいてしまった人もいるかもしれません。
その場合は、2〜3日後に「活性剤」を撒いてください。
塩に含まれる成分を植物が肥料として利用できるようにするためのもので、ホームセンターなどで手に入ります。
活性剤を使用する際には、ラベルに記載されている希釈倍率などの用法をしっかりと守るようにしましょう。
塩素という表記が入った液体で、雑草対策はできる?

ここまでは、一般的な塩を使った雑草対策について解説しました。
ここからは、「塩素」という表記が入った液体でも、雑草対策はできるのかについて見ていきましょう。
次亜塩素酸水で雑草対策できる?

新型コロナウイルスの除菌方法のひとつとして認知が広まった「次亜塩素酸水」。これも、雑草対策にはおすすめできません。
インターネット上では、次亜塩素酸水の雑草対策についてさまざまな見解が挙げられています。
例えば、「次亜塩素酸水は、殺菌剤の目的で農薬に使用されるため、除草の役割を果たすほどの効果は期待できない」といったものがある一方、「次亜塩素酸水は、除菌剤なので植物は枯れてしまう。だから使用はすすめられないが、もし使用するなら、10倍希釈したものをさらに50倍に希釈するとよい」といったものまであります。
塩害や土壌汚染の要因になることは確かなので、使用しない方がベターと言えます。
塩素系漂白剤で雑草対策できる?

アルカリ性の塩素系漂白剤といえば、ハイター(キッチンハイターや衣料用ハイター)が挙げられるでしょう。
こちらも身近にあるため、「雑草対策に使えるのだろうか?」と疑問に思う人がいらっしゃるかもしれません。
しかし、こちらも土壌汚染や花や農作物への影響が出ますので、雑草対策にはおすすめできません。
塩以外の身近なもので、安全に雑草対策する方法3選

1.水に溶かした重曹をかける

重曹でも雑草対策ができます。重曹の成分・炭酸水素ナトリウムが、草木の細胞を壊してくれるからです。
ちなみに重曹は、無臭で人体や土壌への影響もない優れものですので、安全な雑草対策として使用できます。
①重曹が草木によく染みわたるように、カマやハサミなどを使って簡単に雑草を刈る
②水に溶かした重曹水を撒く
【重曹水の作り方】
1リットルの水に対し、50~100グラムの重曹を溶かす
※重曹濃度5~10%
注意点として、「重曹は、すぐに効果が出にくい」と覚えておいてください。効果が出る目安として、1週間前後をみておきましょう。
2.お湯をかける

お湯をかけることでも、雑草対策が可能です。
熱湯をかけると雑草内の細胞が機能しなくなり、枯れるためです。
野菜を加熱した時、しなしなになることと同じような原理です。
しかし、茎の太い大きな雑草だと枯れない場合があります。
また、そもそも雑草は、根を枯らさなければすぐにまた生えてしまうため「熱湯を使った雑草対策は、応急処置だ」と考えておくと良いでしょう。
①90〜100度のお湯を用意する(沸騰直後のお湯を使うイメージ)
②熱湯をゆっくり撒く
③二回以上かけると枯れやすい


その他、熱湯は土の中の細菌も殺す作用があります。細菌は、作物に必要な栄養分を作っているため、植物などが育ちにくくなる可能性もあることを覚えておきましょう。
3.お酢を5倍に薄めてかける

お酢は、強い酸性で草木の細胞を壊して枯らす効果がある上に、安全に雑草対策ができる優れモノです。
①スプレーボトルに水で5倍に薄めたお酢を入れる
②洗剤(食器用でも洗濯用でもOK)を小さじ1ほど混ぜる
③枯らしたい雑草ゾーンにまんべんなくお酢スプレーを撒く
お酢に含まれる酢酸は、錆の原因につながる場合があることを覚えておきましょう。
お酢スプレーを撒くときは、金属製品につかないよう気をつけてください。
合わせてこちらも記事もチェック!
まとめ 塩以外の安全なもので雑草対策しよう!

塩や塩水を雑草対策に使うことは、おすすめできません。
雑草を枯らすことはできても、土壌汚染や花や農作物が育たない、近隣の方の苦情に繋がるなど、悪影響を及ぼしてしまうためです。
また、塩素という表記が入った液体も、避けたほうが良いでしょう。塩以外のお酢や重曹、お湯など身近な安全なもので雑草対策をしてみてくださいね。
草むしり・雑草取りのご依頼は新潟市「やさしい便利屋さん」へ



電話で無料相談をしたい方はこちら
お見積り・相談無料!お困りのご状況をお聞かせください。
繋がらない場合は 025-270-2596
LINEで無料相談をしたい方はこちら
友だち追加をしてメッセージを送るだけ!
このバナーをタップでLINEからお問い合わせできます