「転勤で雪国に引っ越してきたけど、雪に関するルールやマナーが分からない!」
「子どもの学区内だし、雪かきでのご近所トラブルは絶対に避けたい…」
雪かきなどのマナーは暗黙のルールとされている部分があり、初めて引っ越してきた方は不安に感じることも多いはず。

そこでこの記事では、「転勤や転職で雪国に移住してきた」「起こりうるトラブルや対策を事前に知っておきたい」という方に向けて、具体的なトラブル例や雪かきにまつわる法律を紹介していきます。
トラブル回避に役立つ対策方法も必見です!
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発生しやすい除雪・雪かきトラブル5例
まずは、発生しやすい雪かきトラブルを紹介します。具体例から対策・法律を確認していきましょう。
屋根からの雪で隣人トラブル

よくあるのが、自宅の屋根に積もった雪が雪崩れてしまい、隣の家に落ちてしまった、というトラブルです。
隣の家の窓やプランターなどを破損させてしまったり、最悪の場合けがをさせてしまう可能性もあります。
特に、積雪後に気温が上昇したり、雨が降ったりした場合は要注意。
屋根から雪が滑りやすい状態になっています。
対策として、以下のような雪止め金具を取り付けたり、融雪ネットを取り付ける方法があります。

画像引用:雪止金具の種類と選び方
雪国のアパートやマンション、一軒家の賃貸などには、もともと屋根の落雪対策がされていることが多いので、気になる場合は管理会社に確認してみましょう。
ご近所の雪かきに参加せずにトラブル
近隣の方が雪かきをしているのにも関わらず、「自分の家はいいや」と雪かきをしないのはトラブルになる可能性も。
実際に、岐阜県にある山岳地帯・飛騨高山に移住した方のブログでは、雪かきのルールについて以下のように記されています。
雪かきの暗黙のルール①
雪かきをしないと、危ない!
自分の家の雪の管理は、ちゃんとする!雪かきをせずにいると、日中の日差しで雪が少し溶け、夜の氷点下で、カチカチの氷になります。人も車も滑りやすく、事故が起こりやすくなります。
雪かきの暗黙のルール②
道の雪かきの範囲は、自分の家の前がテリトリー自分の家の前の雪は、きれいに片付けるというのが暗黙のルール。雪の降らない地域でも、家の前の道路にゴミや、落ち葉があったら片付けますよね。それと同じ感覚です
私たちの本社がある新潟でも、同じように雪が降ると自宅や家の前の道路の雪かきを行っています。
また、雪国には「除雪車」が走っており、道路の雪をある程度きれいにしてくれることもありますよ。
袋小路内の一軒屋やアパートにお住まいの方は要注意

特に、行き止まりになっていて通り抜けられない「袋小路」や「どんつき」に一軒家があるという方は、雪かきをしっかり行いましょう。
雪かきを怠ってしまうと、
・除雪車が走らないので雪が積もる一方
・一軒でも除雪をしていないと車が出せない・通行できない
という状況になりやすいためです。
アパートやマンションの共用部・駐車場の雪かきはやるべき?

アパートやマンションの雪かきは、「管理会社がやってくれるのでは?」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、賃貸物件や駐車場の雪かきは、基本的に借主である入居者が行います。
なぜなら、入居者には「善管注意義務」があるからです。
これは、賃貸借契約において借りている部屋や共用部分を注意をもって使用・保管・管理する義務のことです。
具体的には、以下のようなことが善管注意義務にとして挙げられます。
・部屋が汚れたら掃除する
・窓ガラスが割れたらガラスを交換する
・エントランスにゴミを置いたり、チラシを捨てたりしない
このように、生活の中での最小限の修繕などは入居者自身で行うことが義務付けられており、雪かきも同様です。
同じアパートの方が共有部分の雪かきをしているのを見かけたら、自分も参加したり、別のタイミングで雪かきを行ったりなど協力しましょう。
雪を捨てる場所でトラブル
「雪かき後の雪を空き地に捨てたら隣人の私有地だった」
「自宅の塀の前に、隣人が除雪した後の雪が積まれてあって気になる….」
など、雪をどこに捨てるかによってトラブルに発展し、最悪の場合警察沙汰になってしまうことも。
除雪をしたら、自分の敷地内に雪を集めるか、道路わきの側溝部分に見られる「融雪溝・流雪溝」といった除雪専用の設備に捨てるのがベスト。
これは、雪国にある設備で、道路の下に水路を設け、雪を河川まで運んでくれるものです。
画像引用:流雪溝の利用ルールについて – 新庄市
雪が降る前に場所を確認しておきましょう。
川や公道に雪を捨てるのは法律違反

積雪が多いからといって、そのまま雪を公道や川に捨てるのはNG!
道路交通法などの法律に違反し、罰金や懲役の対象になることもあります。
・河川法施行令16条の4:河川区域内の土地に廃物を捨てることを禁止
・道路法43条2項:道路の構造又は交通に支障を及ぼすおそれのある行為をしてはならない
また、積雪の多い地域では、以下のように明確に条例で定められ、厳しく取り締まっている地域もあります。
・新潟県
第13条 法第76条第4項第7号の規定に基づき、道路における禁止行為を次の各号に掲げるとおり定める。
(1) みだりに道路に泥土、泥水、ごみ、雪等をまき、又は捨てること。
引用:新潟県道路交通法細則
・福井県
第二十一条 法第七十六条第四項第七号の規定による道路における禁止行為は、次の各号に掲げるとおりとする。
三 交通の妨害となるような方法で、みだりに氷雪を道路に捨て、またはたい積すること。引用:福井県道路交通法施行細則
雪かき後も、絶対に公道や川に雪を捨てないようにしましょう。
ご近所での雪かきトラブルを防ぐために
ここまで、具体的なトラブルや解決方法について伝えてきましたが、事前に対策できることもあります。
トラブル防止のために、準備しておきたいアイテムややっておくといいことを確認していきましょう。
除雪用具を買っておく

雪が降ってから除雪用具を購入しようとすると、売り切れで手に入らない、なんていうことも。
例えば、新潟市では珍しく最深積雪は 80 cmほどになった2018年の1月の大雪の際、近隣のホームセンターでは雪かき道具が全て品切れになっていました。
急に降り出して焦らないためにも、ホームセンターや通販を活用して除雪道具を購入しておきましょう。
用意しておくと良い除雪用具
・長靴
・除雪用スコップ
・防水の厚手の手袋
スコップの他にも、より軽量でラクに作業しやすい「スノーダンプ」も用意しておくとさらに作業がしやすくなります。
特に女性やご高齢の方におすすめです。

画像引用:Amazon | アイリスオーヤマ 雪かき スコップ ダンスコ | スノーダンプ・ラッセル
消雪パイプの位置を確認しておく

雪国には、「消雪パイプ」という、地下水をポンプで汲み上げ、路面に散水して雪を溶かすための設備があります。
新潟では、雪が少ない新潟市では見られませんが、長岡や三条、上越地方など雪深い地域には至るとことにあるなど同じ都道府県によっても様々です。
消雪パイプがあると雪が溶けやすくなり、除雪もだいぶラクになることも!
ご自宅の近所に設置されているか確認しておきましょう。
近隣・近所の方とコミュニケーションをとる

近隣の方と関係性を築いておけば、「引っ越してきたばかりで雪かきは初めてのこと」なども事前に伝えられ、トラブル防止に繋がりますし、万が一の際も話し合いやすくなります。
コロナ禍で近隣の方とコミュニケーションをとるのが難しい状況ではありますが、すれ違ったら挨拶をするなど好意的な態度をとっておくことは非常に大切なのではないでしょうか。
雪かきトラブルを防いで上手にご近所付き合いを!

この記事では、雪かき時に起こりうるトラブルやその対策について紹介しました。
初めて雪国で冬を迎えるとなると不安も多いと思いますが、ルールやマナーをしっかり把握しておけばOK!
ご近所トラブルを防いで、冬を乗り切りましょう!
「近隣の方にご迷惑をおかけしたくないから雪かきをしたいけど、身体や体調が悪くて….」
「子供が小さくて目が離せないから、外に出ての雪かきは難しい」
などという方は、雪かき代行もおすすめです。
私たち「やさしい便利屋さん」にて承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
※道路状況等によってはお伺いできない場合がございます。予めご了承くださいませ。
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