新潟で遺品整理！49日前に遺品整理を始めてはいけない？

●49日とは

親族などが亡くなると、葬儀後から7日ごとに大きな法要（追善法要）が生じます。7回目つまり49日後に行われるのが「49日」の法要です。

仏教では、人は亡くなると49日間にわたり極楽浄土に行けるかどうかの審議が行われ、49日目に判決が下るとされています。そのため、49日は最後の重要な法要という位置づけであり、親族だけでなく知人や友人なども列席する比較的大きな規模の法要なのです。

●49日前に遺品整理をしても良い理由

49日までに遺品整理を済ませておいた方が良い理由には、以下の3つが挙げられます。

気持ちの整理がつく

家族を失うということは非常にショックな出来事であり、近しい存在であればあるほど立ち直るのに時間を要することもあるでしょう。そのような精神状態の方は、無理に49日までに遺品整理をする必要はありません。

しかし、遺族にとって遺品整理はいずれ行わなければならないことです。
49日までにゆっくりと遺品整理をすることで、気持ちを整理できることがあります。

形見分けができる

故人が大切にしていた物を、思い入れのある親族や知人友人などへ分け合うことができます。親族や知人友人と行う遺品整理は故人について話す機会となり、故人をより偲ぶことが可能です。

トラブルを回避できる

早めに遺品整理を行うと、金銭トラブルを回避しやすくなります。故人しか把握していない請求書や借金の存在に気づけるからです。例えば公共料金や月額利用のサービス、借金などの存在を知ることができれば、延滞料などの余計なお金を支払わずに済みます。

また、住宅に関するトラブルの回避にも有効です。例えば故人の自宅が賃貸物件の場合は、相続人へ賃借権が移ります。しかし、居住しないのであれば解約が必要です。翌月など早期に解約するなら、49日前から遺品整理や荷物の搬出を進めておかなければなりません。

相続資産を把握できる

遺品整理は、被相続者が所有する財産の整理にもなり、相続税の協議などにも役立つのです。相続税の申告書は10ヶ月以内という定めがあり、この期間を過ぎると税金の控除を受けられません。そのため49日で相続者を集めて協議を行えるように、49日前から遺産整理を始める方も多いようです。

近年では、故人の住居がゴミ屋敷となっているケースも少なくありません。この場合はゴミなどの撤去から始めなければならず、親族へ大きな負担がかかってしまいかねません。しかし、放置すると臭いや不法投棄などが生じ、近隣住民へ迷惑をかけてしまいかねないので注意が必要です。

やさしい便利屋さんでは、遺品の選別、不用品の引取と買取、清掃や原状回復なども行っていますので、親族だけでは片付けられないとお悩みでしたらぜひご相談ください。