新潟で解体工事の業者をお探しなら！長屋の切り離しとは？

●長屋の特徴

長屋というと時代劇に出てくるようなイメージがあるかもしれませんが、現代にもある集合住宅の形態で、2階建て以上のものはテラスハウスやタウンハウスと呼ばれています。また2世帯住宅にも玄関が2つあり、建物の内部がつながっていない長屋形式のものがあります。

この形態の住宅は、隣接する壁以外には共有スペースがなく、それぞれの専有スペースが水平方向に連なっているのが特徴です。法律上はアパートやマンションなどの特定建築物ではなく、一般的な住宅と分類されています。

●長屋の切り離し解体とは

長屋の切り離しでは、壁を共有する建物の一方だけを解体する工事を行います。残す部分の建物には傷をつけたり負担をかけたりしてはならないので、一般の解体工事よりも綿密な調査と高度な技術、そして、丁寧な作業が必要です。

場合によっては、建物の残す部分に住人がいる状態で解体工事を行わなければならないこともあり、住人や家財道具への負担にも配慮しなければなりません。

●近隣住民への説明と同意が必要

壁のみを共有している構造で、区分ごとに所有することができる長屋には「区部所有」という考え方が適用されます。建物の区分所有等に関する法律第17条で、建物の共用部分を変更する際には、共有する住民の了解を取らなければならないと記載されているのです。

●綿密な調査も大切！

長屋の切り離し解体工事では、建物の骨組みの中でも重要な柱や梁、基礎を確認して、補修したり補強したりすることで強度を維持することが大切です。

補強をする際に、基礎のどの部分に補強工事を行い、どの梁を支えるのかということを適切に判断しないと、切り離し工事後の強度が著しく落ちてしまうことになりかねません。屋根裏の通し梁と通し柱、基礎を調べ、重心を確認して補強工事を行うことが必要なのです。

また切り離し解体工事の振動や衝撃で、残す部分の建物や家財道具が損傷した際には、迅速に対応しなければなりません。工事前の現状を把握するため、工事開始前に家屋調査を行っておくことが大切です。

●高度な技術と丁寧な作業

建物全体で強度を保つようにつくられている長屋を部分的に切り離し、再度、強度を持たせるには高度な技術が必要です。長屋はもともと切り離す前提で建築されていないのにもかかわらず、内壁としてつくられた部分を外壁として耐えられる強度に仕上げなければならないのです。

また、長屋によっては古すぎたり、鉄筋造りであったりして構造的に切り離し工事が難しい場合もあります。残す部分の建物を傷つけないように、養生を丁寧に行いながら作業することも必要になるのです。

長屋の切り離し解体工事は、丁寧な仕事に自信がある、やさしい便利屋さんにご相談ください。